銅のプレス加工

和田製作所は電気部品の製造を得意としております。銅は電気をよく通す性質がある金属です。パワーエレクトロニクス(パワエレ)機器にも重要な役割を持ちます。その銅のプレス加工実績が豊富であり、試作段階からご相談頂くことで量産加工の問題点を踏まえたご提案も可能です。プレス加工の後工程である、すずメッキ、ニッケルメッキ等の表面処理まで行い納品することが可能です。

銅の材料

和田製作所で加工経験豊富な素材です

  • C1100(タフピッチ銅)
  • C1020(無酸素銅)
  • C2801(黄銅・真鍮)
  • HSM(銅線)

銅の丸棒

銅の丸棒には直線の材料と、ボビンに巻いたコイル材があります。
丸棒の径はΦ3~Φ10が主流です。
丸棒の材料を選択するメリット
・歩留まりが良い等

銅のコイル材

板厚0.8mmの薄板から4.5mmの厚板まで様々です。弊社では銅のコイル材×順送プレス加工という組み合わせで量産品のニーズにお応えしています。

銅の材料をプレス加工 和田製作所

銅の切板材


銅の切板材は定尺のシート材をシャー(シヤー)切断した後に単発加工あるいは順送加工にて製品の形状にプレス加工していきます。小~中ロット品のニーズにお応えできるのが特徴です。
銅のプレス加工 和田製作所

銅の板 プレス加工品 事例紹介

材質 C1100 純銅タフピッチ銅
板厚 t2.3mm
用途 バスバー(ブスバー)
設備能力 45トンプレス
生産方式 単発プレス・順送プレス共に可能
後工程 スズメッキ
設計段階からお問い合わせいただくことでVE提案可能

順送加工により電気部品の量産対応可能


パワーエレクトロニクス銅部品プレス加工

材質 C1100 純銅タフピッチ銅
板厚 t7.0mm
用途 導体(コンダクタ)
設備能力 150トンプレス
生産方式 単発プレス
銅のフラットバーを切削加工で生産していたが、プレス加工に工法転換したことで大幅にコストダウンした事例。部分的にせん断面の必要な個所は70%以上で機能を確保。


◆C1100・C1020の材料での生産可能

  • C1100…導電用材料として使われている純度99.9%(3N以下)程度の銅
  • C1020…無酸素銅のプレス加工製品ではC1100と違い元性雰囲気中で高温に加熱しても水素脆化を起こす恐れがないとのこと

銅の部品は何に使われるのか(使用用途)

  • バスバー
  • 電気接点
  • 分岐バー
  • アースバー
  • ヒートシンク
  • 端子
  • パワーデバイス用端子
  • コネクタ用端子
  • 放熱・冷却装置用 など

部品を製造する機械

プレス機を使用して、量産を行います。

部品の材質、サイズや加工形状に合わせて設備の能力を選択します。

絞り形状には絞りに対応できるプレス機を、曲げには曲げ対応のプレス機が必要です。

銅は電気部品に使われることが多く、電気部品は手のひらに乗るサイズのものが大半です。このように小さな部品には10トン~150トンのプレス機で十分製造が可能です。

しかし、7~20mmの板厚の大きなバスバーはやはりプレスのトン数も大きくなります。

弊社では10トン~300トンまでプレス機を保有しており、板厚の大きなバスバーや銅バー等の大型銅パーツの製作も可能です。


和田製作所は試作にとどまらず、金型製作から量産加工、表面処理まで行いお客様の計画に沿って安定的に品物を出荷することが可能です。

銅のプレス加工に関して更なる詳細はお問い合わせください。
Tel:084-970-0038
(ホームページを見たとお伝えください)