マグネシウム合金のプレス加工

マグネシウムとは?

マグネシウムは元素記号ではMgで表される金属です。

マグネシウムの特徴は何といっても実用金属中最も軽く、鉄の約4.5倍(マグネシウム比重1.7、鉄の比重7.9)も軽いことです。

実際に産業用として使用されるのは、AZ31合金(Mg+Alアルミ+Zn亜鉛)やLZ91(Mg+Liリチウム)等でマグネシウムの軽いという特徴をうまく受け継いでいます。

 

マグネシウム合金の特徴

とにかく軽いマグネシウム合金は、それだけでなく比強度にも優れています。

比強度とは、同じ重量とした場合の各素材の強度を比べたものです。

この軽いという特性からマグネシウム合金は主にダイカストにて自動車のエンジン部品適用されてきました。

マグネシウムは放熱性も良く、放熱が必要とされるパソコンなどの精密機器の筐体に選択される例も増えてきています。

 

マグネシウム合金加工の問題点

この様に優れた性質を持っているマグネシウム合金ですが、常温での塑性加工が極めて難しく、また、熱すると燃えやすく鎮火が難しいという理由で加工法の主役は過去から現在までダイカストです。

マグネシウム合金のプレス加工は未だ普及しておりません。

この夢のようなマグネシウム合金をもっとも生産効率の高いプレス加工が行える技術の確立が待たれているのです。

 

マグネシウム合金のプレス加工

和田製作所では通常金属で培った、順送加工、トランスファ加工、ロボット加工によるプレスの量産技術を生かして、マグネシウム合金(AZ31)の量産加工技術獲得に取り組んでいます。

和田製作所では現在独自のマグネシウム合金加工システムにより単発加工技術(角筒絞りのカバー)の実証段階に入っております。

マグネ合金を素材とする製品の量産化のニーズをお持ちの開発者様からの情報をお待ちしております。

Tel 084-970-0038 開発部
(ホームページを見たとお伝えください)