和田製作所で多く生産している順送プレス加工を当社の動画とともにご紹介
順送プレス加工とは?
まずプレス加工とは、プレス機に上下に分かれた金型を取り付け、型の間に材料を投入し上型下型で挟み込む事により、製品を成形をします。
順送加工では複数の行程(例えば、外形抜き・曲げ・穴あけという複数の工程)を単一の金型1面にて分離せず均等ピッチで配置して自動で材料を送り、無人で加工を行うことができます。
□サーボプレスでの順送加工のメリットとはサーボプレス機を順送加工に使用するメリットとしては、加工途中での速度制御や一時停止させることができるため、精度を必要とされるプレス製品に向いています。 特に加工速度制御は、金型の荷重低減による金型寿命の延長や歩留りの向上という効果を生み、コストの大幅な低減になります。 和田製作所での順送プレス加工は60トン・80トン・110トンのサーボプレス機で、自動車部品、家電部品、建築関係部品の加工(板厚0.3ミリから3ミリの銅、鉄、ステンレス材を使用)を行っています。 □材料搬送について順送加工で使用する材料はコイル材を使用し、自動で材料を機械へ進めていく送り装置はエアフィーダ、ロールフィーダ、レベラーフィイダ等を使用します。 プレス機の機械1回転ごとに1ピッチ材料を進め(送って)いくことで次の行程へと材料を順次送りながら加工していき完了品としてラインアウトされます。
□順送型について順送レイアウトにおいて、外形及び形状穴の一部は通常1度に加工せず数回に分けて加工します。 また、順送りするには金型の中で材料が繋がった状態で送りながら加工するため、製品と製品のつなぎの部分にはバリが発生し易くなります。 その順送特有のバリを防止するためマッチング(つなぎ目)と称する凹みを外形にもうけます。 和田製作所では順送型設計時には様々な行程を取り入れることができ工程数が増えても生産性に支障がないよう配慮しています。 また、順送金型にアイドルステージを設ける事で、設計変更対応が可能となります。 順送プレス加工での作業は単発プレス加工とは違い、人の動作が入らず設備の指令によって製品が加工されますのでセンサー(送りセンサー、排出センサー、変位センサー、荷重センサー)を使用して品質の向上をしています。 金型の中にタップ工程を組み込み、インタップ加工することも可能です。 インタップにした場合は、順送プレス加工後の人の手によるタッピング加工をやめることができ、工数削減することが可能になります。
□順送とトランスファーの違いについて
順送金型の設計製作~加工までお任せください。和田製作所は社内で金型の設計製作メンテナンスから製造、品質管理まで行い出荷致します。 |